門田隆将さんは、歴史に埋もれそうな勇気ある日本人を書き続ける作家です。
著作を読むたび、「このような方々のおかげで日本が日本たりえるのだ」と思わされます。
このたび「尖閣1945」を読了しました。
大東亜戦争末期も末期、終戦数日前、石垣島から台湾へ船で集団疎開したところへ、米軍の機銃掃射を浴び、多くの家族や仲間を失いながら、その当時から無人島になり果てていた尖閣へ上陸し、このままでは全員餓死するしかないと、数人が手漕ぎ船で台湾へ救いを求め、尖閣に残る人々を救い出した人々のノンフィクションです。
声高に、「尖閣が日本固有の領土である」と主張する著書ではありません。しかし、すでに尖閣には、鰹節工場のあとがあり、真水を湛える貯水槽もあったということです。
中国の嘘が瞬時にばれますね。
かように無人島であれ、領土は石ころ一つといえども、奪われてはならないのです。
何を気兼ねしているのか、千島列島、南樺太、竹島を奪われ黙っているわが国。さらには尖閣・沖縄にチャイナの魔の手が迫っている。北海道だって安閑としていられない。
日本政府、そしてその政府をいただく日本国民は、中国・ロシア・朝鮮によって国土全体を蹂躙される日が来るのではないかと、非常に危惧するものであります。
今すぐ教育を見直し、若者に正しい歴史を教え、日本を正しい道へと進ませる必要がありましょう。
教育こそが日本を救います。
もうすぐ消えゆく私たちは、その礎となり笑顔で死んでいきたいものです。
そして、戦時中の日本人がどれだけ立派だったか、ぜひこの本を手に取っていただきたいと思います。
待合室に置きます。