ロシアがウクライナを侵略開始して1年である。ロシアは戦争と認めていないから、国民の殺戮など国際法無視のやりたい放題である。
ウクライナがNATOなどの集団安全保障に加盟していないので、事実上の孤立無援である。もしNATOの一員なら反撃してもらえるのに。
日本の明日の姿だと日本人はまだ気が付かいのであろうか。いずれチャイナは日本に戦争をしかけてくる。それまでにも、台湾に攻め入るときに、橋頭保として尖閣を盗りに来る。
その時にアメリカが助けてくれると思い違いしていないか。日米安保は日本が戦うときにのみ協力することになっている。日本人が戦わないのによその国民が命を懸けるわけがない。
ウクライナに国際的な支援が集まるのは、彼らが命を懸けて戦うからである。
チャイナに占領されて、チベットやウイグル以上の仕打ちを受けたくなければ日本は今から準備するほかない。
さて小泉悠さんの「ウクライナ戦争」である。
ウクライナ問題を語る人が多い中で、一番客観的で冷静な論評をしているように感じる。希望的なことを一切言わないのがいい。
その彼の著作である。歴史から詳しく述べられている。はっきり言って読破はけっこうしんどかった。その分中身が濃いということである。
出身校の違う研究者をさらりと組織にいれておく東大はやはりすごい。
おりしもバイデン大統領がウクライナを電撃訪問した。中露に対する大きな圧力となるだろう。ただ、どこまで米国は支援して、NATOや他の欧州諸国の尻を叩き続けることができるのか。
私は近い未来の日本の姿を重ねつつ注目している。
今年のG7にはゼレンスキー大統領も訪日する。
うにゃうにゃ言うとらんと、キッシー(岸田総理である)、とっととウクライナ訪問せんかい。どの面下げてゼレンスキーを出迎える気やねん。
腰抜けめ。だからロシアにもチャイナにも余計になめられるのである。
彼らが嫌がることを徹底的にするのが日本の生きる道である。ロシア崩壊の先に全千島奪還がみえてくる。このままでは国ごとチャイナに盗られるぞ