「日本人は天皇家を見習って暮らせば間違いない」と生前父は言ってました。 続けて「俺みたいな生き方はするな」とも。無茶言うなよ。子は親の背中を見て育つのだ。あげくが今の私です。齢を重ねるにつれ、天皇家・皇族の生き方の素晴らしさが自然とわかってきました。歴史と伝統にはとうていかなわないけど、精神を見習って生きることはできるのではないでしょうか。そこで、今回紹介するのは、明治天皇の玄孫である竹田恒泰さんの著作です。 日本の礼儀作法 ~宮家のおしえ~ マガジンハウス です。大東亜戦争後、GHQによって廃された宮家を継がれる方です。宮家に受け継がれるしつけ、食事の作法、動作の作法、言葉の作法、敬語の作法、付き合いの作法、お金の作法、服装の作法、生き方の作法、そして神社参拝の作法と表わされています。スーツのポケットの蓋は中に入れるのが正式なんて知りませんでした。また最近、多用される「ございます」という言葉が、どのように使われるべきかというのも、胸落ちするのでした。学会などで丁寧な物言いとえも思っているのか、濫用されていて、耳障りなことこの上なかったのです。私の物言いが正しかったことがわかり、ほっとしました。また礼にも角度でいろんな意味がある事も知り、有意義だったです。診療所の待合室に置いておきますので、興味ある方はぜひお読みください。ご家族に1冊買われてもいいのではないでしょうか。竹田さんといえば、「そこまで言って委員会」でけっこう派手なパフォーマンスを見せておられますが、ネットではありますが、「虎の門ニュース」で2週に1度木曜日に出演されてますので、こちらもぜひご覧ください。日本人であることが誇らしくなります。世界に比類なき今上陛下の圧倒的な存在感は、当然のことと得心いたしました。