昨日は冬晴れの空の下、長居のヤンマーフィールドで行われた第10回HEROES CUPラグビー関西大会にマッチドクターとして参加してきました。これは神戸製鋼の黄金時代を支えた、「壊し屋」林敏之さんが立ち上げたNPO法人の主催する小学校6年生のための大会です。全国各地で予選が行われ決勝大会が2月24.25日です。昨日は残る椅子3つを争い、予選を勝ち残った12チームが集いました。わが堺ラグビースクールも参加。1戦目で優勝候補の吹田RSと対戦。1か月前には完敗した相手に、善戦しましたが敗れました。ただこのひと月のチーム力の向上は素晴らしく、やっとラグビーチームとしての体をなしたと感心しました。この大会の最大の特徴は、ピッチサイドから指導者が助言を禁じられていることです。すべてを選手だけで考えて試合をする。子供たちの生き生きした表情が素晴らしい。心から愛するラグビーを、心から楽しむ1日であったと思います。林さんのラグビーに対する思いが凝縮されています。少年野球やサッカーで、指導者の顔色ばかりみているチームを見受けます。横浜の筒香選手の発言は傾聴に値すると思います。この延長に指導者のパワハラがあると私は考えます。ともすれば、指導者は型にはめがちです。ラグビーでもそう。地域によってラグビーのスタイルが異なるのがその証左でしょう。自分で考える。考えない人は、どんなスポーツでも上達しません。チームスポーツはさらにでしょう。日本のスポーツ界を変えたいと願う人々がここにもいると。心を強くした日でした。写真右端の方が 林敏之さんです。