もう少し、東京行におつきあいください。青山さんの講演会に参加するときは、東京に到着したその足で靖国神社を参拝します。私の親戚がご英霊として祀られているわけではありません。医師になって、しばらくしてから時々参拝するようになりました。伊勢神宮とは違う、靖国のもつ静謐な威厳に心が洗われるように感じるからでしょうか。時間のある時は境内にある遊就館へも出向くのですが、なかなかゆっくりとできません。毎年のように参拝し続けて感じたことをふたつ。ひとつは、子供連れの若い世代が増えてきたことです。先日はちょうど七五三の時期ですので、晴着の子供たちを多く見かけました。それ以外にも大勢の家族連れが参拝していました。また、正門をくぐる時、きちんと一礼される方が増えたことです。退出した後も礼をします。そういえば、二礼二拍手一礼をされる方が、ふつうの神社より圧倒的に多い。靖国へは強い意志をもって来られる方が多いでしょうから、当然かもしれません。敗戦の日などは、右翼左翼入り乱れて、阿鼻叫喚の騒々しさらしいのですが、11月のきりりとした空気に心が引き締まり、祖国を守り抜こうと決意を新たにするのでした。私は常々、神社は宗教ではないと思っています。神社は心のよりどころ。共同通信や朝日、毎日そしてそれらの傘下のTBS、TV朝日がフェイクニュースを駆使して国民を欺こうとしても、靖国神社の風景は、真理を理解する人々が着実に増えてきていることを表わしていると感じるのです