諸物価の値上がりを受けて、今年の春闘は大手については満額回答の企業が多いらしい。でも多くの国民が働くのは中小企業だから、ここで給料が上がってこそ意味がある。
新聞は、政府の提灯記事を書くだけだ。中小の苦しみも報道せよ。
もっとも日本の物価上昇は年3%程度であって、この円安原油高の中世界的に優等生ではある。まだデフレ傾向ともいえるが。
医療の現場から見ると、うらやましいことこのうえない。
医療費は公定価格だから、値上げするわけにいかない。どころか財務省のせいで、ずーーーーっと物価上昇率を下回る改訂を長年くらってきている。
その間電気代は5割以上値上がりし、消耗品も値上がりしている。当然毎年昇給するし、昨今の人手不足もあり、パート職員の時給も急上昇である。
しかも医療費は非課税だから、物品購入に付随する消費税は、本来支払うべき最終消費者の患者さんではなく、私たちが支払う矛盾!10%の消費税は本当にこたえる。
さらにコロナの追い打ち。訳の分からん自粛で、一気に来院患者数が減った。コロナ前の3割減である。今も回復しない。
私の給与を3割カットしても追いつかない。コロナ以後3年連続で赤字決算となりました。情けない話だがすべて事実である。
理想を追うばかりでは立ちいかないことを痛感している。
零細企業のなげきである。