今年の年末年始は、愚息が中学受験なので例年以上にどこへも出かけなかった。塾の送迎(毎日3時間)、あとはラグビーのTV観戦。花園へ行きたかったが、私が風邪をひくわけにもいかない。高校ラグビー、大学ラグビー、そして社会人。当然技術は社会人が一番なんだけど、感情移入できるのは高校が一番。今年の高校ラグビーはよかった。技術の向上もさることながら、彼らの持つ敢闘精神が私の魂をゆさぶった。彼らは誰のため、何のためにボールをゴールへ運ぶのだろう。今日行われた決勝のあと、勝者も敗者も涙にくれる姿を見てそう思った。優勝した東海大仰星の湯浅大智監督の号泣にも、受験生を持つわが身だからか、私も肩を震わせて泣いた。怠惰で、ただ塾の送迎と、ラグビーTV観戦と、飲んだくれた年始であった。それでも心はすごく充実している。いい人生を過ごしてきたのだと、改めて感じている。これを患者さんに押し売りしないようにしなければ。関西では中学入試が始まった。今朝石清水八幡宮でご祈祷を済ませたし、あとは静かに時を待つ。明鏡止水には程遠いが。