一昨日は、大阪府ラグビーフットボール協会医務委員会の総会でした。ラグビーは徐々にすそ野が拡がり、試合、大会が多くなってきています。女子ラグビー然り、7人制然り。昨年は800以上の試合が組まれたとの事です。それを20数名の医務委員がマッチドクターとして出向くわけです。しかもほぼ手弁当でね。僕のような新参者は、ベテランの先生方に尊敬の念以外もてません。その総会の前に、テーマを決めて勉強会を開催しています。今回は、口腔領域の外傷がテーマでした。ラグビーに限らず、歯や顎の怪我が多いことに驚きました。怪我をゼロにすることはできないけれど、唯一の手段が「マウスガード」です。マウスピースですね。これだけで相当の怪我が救える。難点は保険が使えないので、高価であること。私が作った時は1万円くらいかかりました。でもね、若いうちから入れ歯、継ぎ歯はいやでしょう。また子供は乳歯だから安心かというとそうでもないようです。乳歯を傷めると、その奥にある永久歯の成長に影響が出る場合があるそうです。相手との接触が起りうる競技、格闘技・サッカー・バスケットボールもそう、多くのスポーツでマウスガードの装着が拡がればいいのにと思います。そのためにも保険適応を強く望むところです。