以前「読む将」について書きました。将棋に関する書物を読むことが好きな将棋ファンのことですね。

きょうは「食べ将」です。

藤井聡太竜王の登場で、ワイドショーに将棋の話題が増えました。それにつれて、対局の合間の昼食やおやつに注目が集まるようになりました。何気なく注文したスイーツが瞬く間に売り切れになったり、出前を行った店に行列ができたり。

この前の日曜日、お墓参りに行った帰りに、「食べ将」を実践してまいりました。還暦過ぎてミーハーですね。

先日京都府福知山市で竜王戦が行われました。

その時に、広瀬章人八段が食したものをいただこうという趣向です。

まずは「大江山鬼蕎麦屋」。市の中心からはずれた山手にあります。こ昔ながらの10割蕎麦なのですが、そば打ちで伸びないので、けっこう幅広く太く短いおそばです。すするなどは出来なくて、しっかりと噛む必要があります。すべて地産地消の食材で、鳥のてんぷらが入っているのが珍しく、汁まで美味しくいただきました。

続きまして土産にと、「丼プリン」。どうですか、「カワイイ!」でしょ。真剣勝負の場で騎士がこのプリンを食べている姿を想像すると、楽しいですね。お店の人に聞くと前日は昼過ぎに売り切れたそう。何種類かは残っていたので幸運でした。食べるもがもったいない感じですけど、きちんと完食。

お店でいただいた、パンフレットによると、この対局2日間のために、食事10種類、デザート12種類、飲料8種類を公募で事前に選んだそうです。

将棋の対局は全国を回りますから、町おこしにひと役買うわけですね。地元の食材を全国に紹介するとても良い機会と思います。

私みたいな調子乗りも出てくるわけですから。

これを機会に墓参りの時には少々無理してでも、土地の名物をいただこうと思ったのでした。

せっかく往復400㎞走るわけですから。

ちょっとしんどかったけど。