愚息と天満の繁昌亭へ落語を聴きに行った。昨日まで、学校の宿泊訓練だったので、ハイキングはいやだとぬかしやがるのである。受験勉強ばかりで、教養のかけらもない中学生だから、ちょうどいいとでかけた。たまたま連休中で、朝からの出し物があったのである。昔は土曜日の午後など、お笑い番組で落語がよくかかっていた。今は下衆な笑いばかりだから。息子にとって文楽なみにとっつきにくいものらしい。若手、中堅、ベテランの3人による。1席めは古典の「七度狐」。若手とベテランのリレー落語である。一生懸命なんだけど、若手君。笑えない。余裕がない。さすがベテラン。息子も笑いこける。また古典の哀しさ。死語と化した言葉は、丁寧に解説してくれる。通じないのである。言葉は生き物とはいえ、少し寂しい。2席目は、中堅さんの新作。といっても新作という旧作を今風にアレンジしたものらしい。そりゃ三枝さんに熱狂していたのが私が小6の時。3席目はベテランさんの古典。を今の政治を風刺しつつ短く。休みなく1時間40分。値打ちあったぁ。昼は息子のリクエストで天王寺で串カツ。ちょっとした店のランチより高くついた。飲み過ぎか(笑)。息子も、いろいろ勉強せなあかんことに気が付いたようで、まぁよかった。