働き方改革で職員の勤務時間の縛りもきつくなり、患者さんの要望にお応えするのが難しくなってまいりました。この傾向はますます拍車がかかるでしょう。
開業したころは、御用納めの昼、今は月ぎめ駐輪場になっているところに「ニュー初芝」というレストラン喫茶があり、そこでビールを飲みながらランチを食べるのを年末の楽しみとしておりました。1年頑張った証を確かめたかったのです。
今年は思い立って、近所のイタリアレストラン「セキヤ」さんにわざわざ予約して昼食をいただきました。
前菜付きサラダに、ムール貝のパスタ。午後は診療がないので、スパークリングワインをいただく。1年のご褒美。」これ以上の幸せはない。前菜もサラダも丁寧な仕事ぶり。
パスタもソースのうまさが最高。当然白ワインをおかわり。自家製フォカッチャにはオリーブオイルをたらし、ソースを拭きあげる。
ティラミスには私的には赤ワイン。当然注文。
最後はエスプレッソをいただいて、この1年を飾るにふさわしい満ち足りた1時間を過ごしたのでした。
診療所に戻ってからは、夕刻まで、事務仕事を行いました。
ほんとはスーパーの弁当を買って昼にしようと思っていたのですが、ほぼ同年代の作家さんが大病をして、「残りの人生、美味しいもの以外は食べたくない」と書かれていたのを読んで、御用納めの日くらい、贅沢しようと思ったのでした。
スーパーやコンビニの弁当も大好きな私ですが、1年をしみじみ振り返るには、場所が必要だったということです。
行ってよかった。
「セキヤ」さん。主人も親しみやすく、お勧めです。お酒を飲まなければお安いです。ぜひ。
元日は例年通り、書類書きと傷の手当をして診療所で過ごします。
これも私の正月です。
皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。