米が足りないとか、わけのわからないことが日常になっていますが、皆なんで怒らないのかな。報道するワイドショーも他人事である。

先日「ゼネストやろ」と書いたけど、こうなったら「政府転覆させる革命」しかないのではないか。

医療現場でも「日本は三等国か」という事態が改善するどころか進行している。

薬がないのである、また診療に必要な消耗品が不足しているのである。

風邪が流行る時期に、去痰剤や気管支拡張剤、また各種の抗生物質が不足したのはまだわかる。

製薬メーカーはたとえば100種類の薬剤を製造している場合、100種類の生産ラインがあるのではない。季節の変動や需要予測に基づいて少ないラインを有効活用している。

医療費抑制政策のために、薬価も下がり続けて余剰生産する余裕がないのだ。

さらに原材料は輸入に頼っていることが多く、下がりすぎた薬価に生産コストが追い付かないのである。

整形外科分野だと、まず抗生物質がない。怪我しても化膿止めを出せなくなる日は近い。また局所麻酔薬が手に入らない。欠品の嵐である。怪我で皮膚の縫合をするとき、麻酔なしで縫合という、野戦病院のようなことを想定せなあかんようになってきた。

注射のビタミン剤も手に入らなくなって、当院は使用を停止した。

注射器や針もない。注射器は感染の危険性があるので使い捨てが決まりだが、糞の厚労省だから何を言い出すかわからない。

ギプスの材料も品薄と聞く。

気が狂いそうな医療現場をよそに、当の厚労省は知らんぷりである。どこまで卑怯やねん。

医者になんか言うたら何とかしてくれることは、もうないよ言っておく。

10月からは医療費抑制政策の一環で、安い薬を使わないと医療費が増大する制度改革が始まる。混乱は必至である。

こちらに文句を言わんといてくれ。

文句は厚労省と財務省に言え。

世の中、困ったことが起こったら、根源はほぼすべて、偉そうにするだけで、実務能力のない官僚に帰する。

国会議員は馘できても、官僚を駆逐する手段を国民は持たない。

日本を不幸にするだけの官僚組織を壊滅改革する方策を講じなければ、日本国は三等国以下になる。

暴動→革命しかないと私は考えている。時間がない。