高校時代、阿倍野から神戸市まで通学していたこともあり、定期試験の終わった日などは、友人と梅田へ繰り出し、百又ボウルで遊び、三番街で昼食、そのあとは梅田界隈の本屋巡りをしたものでした。
阪急梅田駅には紀伊国屋、梅新近くの旭屋書店、阪急ファイブは駸々堂と、はしごしたものです。それぞれ個性がありました。
普段は阿倍野の旭屋書店が庭みたいなもの。手当たり次第に文庫本を買ってました。中高時代は月20冊近く読んでました。
先日宝塚へ電車で行く用事があったので、ほろ酔い加減で(昼です!)紀伊国屋へ立ち寄りました。
アマゾンなら翌日、丸善なら割引価格で1週間待てば届くのですが、やはり本は実際手に取ることが大切です。書店文化も守りたい。
装丁も大事だし、カバーの手触り、ページの紙質はとても大事です。文字の大きさやフォントも気になりますね。
私はあらかじめ購入する本を決めていくわけではなく、並んでいる本が「私を選んで!」と訴えてくるのです。
書籍離れが言われますが、店内はにぎわっていました。こちらまでうれしくなってきます。本を買う人が少なくなれば、出版もできません。
もともと手許に置いておきたいので、図書館はまず利用しません。中学時代に買ったものも異臭を放ちながらまだ持っています。
学生時代と違うのは、単行本を買える身分になったこと。老眼の進んだ眼には文庫本の小さい文字はつらい、昔よりは大きくなったけど。
早速読みはじめました。30年ほど前に「小役人シリーズ」で人気のあった真保裕一さん。
一気に読む体力はなくなってます。お酒も入ってますしね。