昨日は、大変な一日だった。台風襲来で、甚大な被害が出るかもとTVで言ってても、大阪の人間は「いつも大したことないし」と構えている。鉄道の運行が止まることは予告されていたので、一部職員には休んでもらった。予約制や急な受診の少ない科は休診でよかったと思う。当院は整形外科なので、災害時にはケガを負う方がおられるので、診療を行った。開院以来そうしている。意地みたいなものも少しある。でも昨日は、様相が異なった。午前診察の後、在宅医療にでかけた。猛烈な風で、車が揺れる。ハンドルがとられる。いろんなものが飛んでくるし、道にころがっている。正直怖かった。4軒回ってくたくたになった。午後診に備えて、職員は診療所に待機した。午後診、患者さんはほとんど来ない。当たり前である。でも、お一人手を切った方がこられた。開けていたかいはあったと言えるかな。でも職員の事を考えると、正解だったのかどうか悩むところです。幸い当院は停電もなく、通常通り診療できているが、場所によっては停電で休診にせざるを得ない地域もあるようである。南海トラフ地震の予行演習と、前向きにとらえることとする。