疲れた身体を引きずって週末の研究会に出かけるのは、ひとえに知的好奇心を満たすためである。一昨日は、市大整形外科開業医会の勉強会に出席した。というより、立案企画する立場になっている。今回は九州より「野球医学」を標榜する馬見塚先生をお招きした。写真は馬見塚先生と。昨年堺市整形外科医会でお呼びして、聴衆が一種の興奮状態に陥ったのである。「コペ転」的講演会であった。その続編を聴くべくお呼びした。成長期の野球による障害について。再度、身体が熱くなる講演だった。曰く、肘が痛くても投げてよい。アイシングはしないほうがよい。ストレートも危険。運動のし過ぎは慎重を伸ばさない。練習は体力より技術と戦術。本人はもとより、保護者、指導者に聴いてほしい内容であった。子供たちをつぶすのは、保護者であり、指導者だから。ここのレベルを上げないと悲劇は繰り返される。10人に一人は、私の言うことに耳を傾けてくれるかな?高校野球があれじゃね。と嘆息つきつつ、今日もいい一日だったと寝床に入ったのであった。