台風の接近する中、総選挙であった。大阪第16区は公明党と立憲民主党の2候補の出馬である。ともに改憲に後ろ向きの政党である。いくら自公連立か知らんが、政教分離に反する宗教政党を支持する気になれない。こんなことを書くと、いくらかの患者さんが離れていくだろうけど、これが私の生き方だ。待合室に掲げ、展示する小さな日章旗や保守系言論人の著作も、左巻きの方々を遠ざけたい気持ちの意思表示である。我が家は5票をもつ。風雨の強くならないうちに全員投票をすませた。権利だもの。そして今回は国史に残る大事な選挙だと考えている。雨風くらいで棄権などできない。そして私は選挙区へは白票を投じた。初めてである。怒りを込めて。なめるなよ自民党。でも習近平が神格化されるかもしれない中共と対峙するには、安倍さんしかないでしょう。一日も早く9条改正の国民投票を行ってほしい。国軍を持つ日を一日千秋の思いで過ごしている。さて外出する気にならない一日であった。子供たちの塾の送迎に都合3回。それ以外は昼からビールを飲みながら、読書の続き。時には肩の凝らないものをと思い、何となく本屋さんでみつけた今年16冊目の読書。久坂部 羊 著  「院長選挙」  幻冬社刊名門国立大学医学部付属病院の院長選挙をめぐるドタバタ劇を描いたフィクションである。これがノンフィクションなら国民は不幸である。作者は大阪大学医学部を出られた現役の医師で、ベストセラー作家です。ひと言、どうしようもない駄作だった。久坂部ものということで、ファンは購入するのでしょう。結構売れているみたいだし。現に出版10日で重版がかかっている。でてくる登場人物がすべて性格破綻者なんである。素人受けすれば何でもいいんか?あんたはどうなん?と言いたい。通常通り、診療所の待合室には置いておきますが、誤解する方が出てこないことを祈るばかりである。売れっ子だからと言って、やっつけ仕事は慎んでもらいたいと痛切に感じるのであった。