先週金曜日出張で盛岡へ行ってきました。

岩手医科大学での会合だったのですが、数時間の会合でしたので、あとはひたすら食べ歩きました。週末は「チャグチャグ馬コ」でしたが、研究会を主宰する身ですので、後ろ髪ひかれる思いで帰阪しました。

ニューヨークタイムズ紙が訪れるべき都市の世界第2位に推した盛岡市。大阪から空路1時間半、空港からバスで40分です。

盛岡は南部藩の城下町です。城下町は殿様がいただけに、文化が豊かで、食べ物もおいしい。金沢しかり、熊本然り、彦根、松本などなど。

岩手医科大学は130年近い伝統を持つ大学です。数年前、県庁やや裁判所に隣接する市の中心から郊外へ引っ越しました。(阪大も中之島から引っ越しましたね)

でも大きな会議は市の中心で行われます。

当日は5時起きで、07:20発の便で発ち、10時過ぎには盛岡駅前へ。

盛岡は喫茶店の多い町です。そのうちの1軒が駅前にありましたので、訪ねました。エスプレッソが評判の「詩季」。40年以上の歴史を誇ります。ここでの1番人気カプチーノをいただきました。ついでにチョコバナナトーストも。珈琲で濃く薫り高い苦みを味わい、トーストではバターの塩味、バナナの甘味、チョコのほろ苦さ、そしてそこにアイスクリームのまろやかさが加わり、左党の私ですが、気持ちよく胃袋に収まりました。

その後たくさんのお土産を購入。宅配にまわす。

午後からの会議ですので(便数が少ないので朝1番のフライトなんです)、駅ビルでお寿司を。「鮨かぐら」米も具材もすべて岩手、三陸産を使用するお店です。寿司とあらば、昼とはいえお酒をいただかねばなりません。酒の揃えもすべて岩手産です。小気味いいでしょ。

大阪ではなかなか手に入らない「赤武」の純米酒を。ホヤとこのわたの塩辛で。1合では足らず、「遠野小町」の純米酒もいただきました。東北のお酒はバラエティーに富んで豊かです。大震災後はもっぱら東北の日本酒をいただいております。

高級店でないのに、ネタがすべていい。こちらの人はこんないいものを当たり前に食べているのか、と羨ましかったです。

気持ちよく会議に参加して、夜は、焼肉屋さんへ。

岩手県は、牛の産地でもあります。ブランド牛が何種類もあります。四国くらい広い県ですからね。これも人気店「盛楼閣」昼休憩なしで開いているのに、けっこう待ちました。

会話も酒も進む。締めは当然名物「盛岡冷麺」ですね。

すべてが美味しかったです。

研究会がなければ週末、三陸の被災地などを訪問したかったのですが。残念です。

もし機会があれば、岩手県の各地のふるさと納税を覗いてみてください。