週末は出張にくっつけてというか、これに出張を合わせた。那須で高校の同級生のゴルフコンペだった。毎年、関西と関東を行き来している。卒業した高校が高校だけに、関西は医者と家業を継いだものが多く、関東は勤務医と官僚、会社員が多い。中学からの竹馬の友とはまた一味違う、私に生きる力を与えてくれる集まりである。関西は関西で、年2回ゴルフを楽しんでいる。関東も同様だ。それ以外に、栄転祝いや帰国祝いなど。何年かしたら叙勲の祝いになるのだろう。コンペ前日、ゴルフ場そばのコテージに集合。いきなり男子校の合宿である。職場に戻ればひとかどの者ばかり。それが「お前は相変わらずアホやなぁ」と東大教授がからかわれて、嬉しそうにしているのである。いろんな分野に活躍してるので、すべての話は今の日本をリアルに語る、宝石のような話ばかりである。鯨飲馬食、温泉に浸かり、ゴルフで語らい、果ては新大阪到着まで飲んだくれて、お互いを認め合う。明日への勇気と気力をもらうのである。私はその底辺あたりにいるわけだが、まあ卒業生220名のうち、医学部教授が10名くらいいて、東大はじめ教授は十指では足りず、今回は参加できなかったけど現警視総監を産み、次期某省事務次官候補がいて、一部上場企業の取締役やTV有名人も数人輩出しているわが同級。そして心豊かに生きている。自慢するわけではないが、ここの末席を汚すわが身を、心から幸運であると感謝するのである。もっとも私ですら他人は理解しえないような努力をしたことは記しておく。彼らはさらにその上を行く生き方をしてきたのである。