もう何年になるだろうか。私は、月1回ではあるが、堺市の身体障碍者の障碍者向けサービスを受けるための、各々の方の障碍程度を判定する委員会に出席している。委員長であるため、欠席はおろか遅刻も許されない。報酬は微々たるもので、損得勘定から言えば、断るほうが身体も休めていいのである。「義」の一文字で歯を喰いしばって、続けてきた。委員会の4,5日ほど前に20名分の資料が自宅に届く。多ければ一人当たりA3用紙に10枚ほど。それを読み込みその方の日常のありようを想像するのである。陰陰滅滅とした時間である。それを4人で討議する。委員会のあった日の夜診は正直気力が萎えそうになる。そこでの楽しみが、供されるお茶であった。障碍者が授産施設でこしらえた湯飲みに、これまた障碍者がお茶を入れて届けてくださるのである。毎回異なる湯飲み茶わんを眺めては、気持ちを再度奮い立たせるのである。それが・・・・・・・今年度から廃止になった。堺市によれば「ゴミの量を減らすため」だそうである!!!お茶を出すのに、しかもペットボトルでないお茶を出すのに、どれだけのゴミがでる?「お前らごときに茶を出す金はない」と言ってくれ。お茶代が惜しくて言うのではない。嘘丸出しの言い訳をするなというのである。それなら、議会も湯茶接待をやめたんやろな。たった年80日ほどしか活動しない集団にどんだけ無駄金を使っている?豪放磊落な雰囲気づくりにいそしんでいる市長。彼の遂行する行政はこんなものである。ケツの穴が小さい。人として、まちがっていないか?私は、東北の被災都市に限度いっぱい、ふるさと納税すると決めた。