シリアの反政府組織に拉致されていた安田純平氏が解放された。まずはめでたいことである。ただ、例によってマスコミが彼を持ち上げているのは納得できない。いやしくもジャーナリストを名乗るなら、彼の地の情勢を正しく判断する必要がある。拉致されたということは、情勢判断を誤ったということで、ジャーナリストとしてはお粗末のそしりを免れない。以前にも捕まったらしいから、心のどこかに助けてもらえるという気持ちがあるのではないか。以前にも、中東のどこかで拉致されたバカ3人組がいたが、今も国に助けてもらった恩も忘れ、半日活動にいそしんでいると聞く。私はどうもあの手の人々は、なんやかんや言いながら国に甘えているのではないかと感じている。国家の使命は国民を守る事である。だからどんな人間であっても、国としては助けなければならない。それをいいことに、好き勝手している。身代金は払っていないと政府は言うが、誰がそれを信じる?直接は払ってないのだろう。しかし、カタールが動いたということは、サウジと断交して孤立しているカタールにとて安田氏が日本を動かすカードであったということだろう。反政府勢力とズブズブと今日のネットTVでは言っていた。そうなると今サウジは例の領事館内殺人で少し旗色悪いので、そこにつけこんだという図式もあるのかも。ともあれ、中東でほぼすべてんも国と有効な関係を結んでいる稀有な国である日本は、たった一人の愚か者のために、中東で大いに汗をかくことになるのかもしれない。それが中東での存在感を高めるならそれもよしではある。ただし、そのすべてに国民の税金が使われる。偉そうにジャーナリスト面してサンデージャポンや報道ステーションになど登場したら許さんぞ。