短い夏休みの初日、胃カメラと大腸ファイバーを受けてきました。医者のくせに「病気になったらそれも運命」とうそぶいてた私です。が、同級生が次々病魔に侵されてきましたし、先日後輩に強く勧められたこともあります。折角僕のことを心配してくれている彼に応えなければなりません。ご近所にもA先生というお友達で名医がおられるのですが、やはり「お尻」を見せるのはちょっとね。で、後輩に勧められたクリニックへ参りました。ここは同時に胃カメラと大腸ファイバーを受けられるのです。前日から絶食、アルコール禁止は1回にしてほしいという気持ちがあります。前日、下剤3錠と通常数滴で服用する液体の下剤を一瓶飲みます!幸い夜中に苦しむことはありませんでした。夜明け頃から少し「ごろごろ」。朝食代わりに1時間以上をかけて「腸管洗浄剤」を飲みます。これが1リットル。さらに水を500ml。洗浄剤はスポーツドリンクみたいで飲みやすかった。その直後から下腹部がむずむず。家を出るまでに都合5回トイレを占拠しました。「お尻洗浄便器」のありがたさを痛感しました。このお腹で電車利用は辛い。タクシーを奮発しました。あとは流れ作業でした。待っている間にもトイレへ。尾籠な話ですが、最後のほうはお尻から「おしっこ」している感じになりました。エコーで肝臓、すい臓の異常がないことを確認して一安心。亡父はすい臓がんで亡くなりました。さて本番。鎮静剤を注射してまもなく、胃カメラ用にマウスピースを咥えたところまで覚えているのですが、次は「終わりました」の声でした。「えっ?いつ大腸ファイバーしたの?」時計を見ると小一時間経過していました。鎮静剤の効果が薄れるまで、1時間ほどリクライニングソファーで休憩。そのあとすぐ説明を受けました。小さな腸のポリープがあったので切除したとのこと。あれだけアルコールを摂取しているにも関わらず、胃はきれいだし、肝臓も元気だし。とりあえずは無事でした。想像したよりはるかに楽でした。絶食はつらいけど、まぁ2年に1度なら受けてもいいかなと思いました。