今月24日は堺市長選挙である。4年に一度、小学校の運動会が日程変更を余儀なくされ腹立たしい。それはおいといて、今朝の産経新聞によると、市民の最大の関心は医療・福祉なんだそうである。高齢化が進んでいるし、地方自治の問題だから当然と思う。そこで今日はこのブログを読んでくださっている数少ない読者にお願いしたい。「立候補者に来年からの介護保険について質問してください。」来春、医療保険、介護保険の報酬改定が行われる。介護保険の最大の問題は、現在7段階ある介護区分のうち、要支援といわれる、介護一歩手前の人々(大多数を占める)について、国が面倒を見ることを放棄することである。これらの人々は市町村が面倒を見ることになる。すなわち、市の税金で賄うことになる。当然、市の財政を圧迫する。行政は抑制したいだろう。絶対サービスが低下する。あと半年しか残されていないのに、堺市ではまったく準備していないらしいのである。おそらく市長選挙では頬かむりして、選挙後に動こうとしているのではないか。考えられるのは「安かろう悪かろう」というサービスになるのではないかということだ。利用料金が上がれば、市民の批判は避けられない。とすれば、内容を落として料金据え置きということである。内容量をこっそりと減らす値上げみたいなものだ。当院が行っている、デイサービスも存続の危機である。あまりに内容のひどいデイサービスの横行に業を煮やして始めたものだあるが、2年前に突然の25%報酬削減を受け、その後赤字である。黒字にしようとすれば水準を保てないのである。意地で継続している。それも限度がある。水準は下げたくない。でもこれ以上つぎ込めない。診療所が立ちいかなくなる。皆さん、もし候補者に質問できる場があれば、「介護保険はどうなりますか」と尋ねてください。「財政に鑑み、云々」なんて答えればそいつはうそつきである。必ず介護サービスは劣化する。最低「現状を維持します」と答える候補者を見極めてください。さらに言うなら、「移民」問題も大きな問題である。堺市で?そう堺市は外国人の流入が続いているのである。彼らは生活保護予備軍である。これも医療・福祉予算の圧迫要因である。何の利益があるのか、議員は知らんぷりだが。「堺はひとつ」でいいのか?市長選挙についてはまた書く。ただの市長選挙ではないということだ。