学校健診が揺れている。
上半身裸にされるのが、子供にとって苦痛だから、裸での検診をやめろと主張する親が増えているらしい。
馬鹿はどこまでも増長する。
マスコミは例によって、こいつらのミカタだ。馬鹿が多数派だから、そっちの代弁するほうが受けるからね。クズの極みである。
学校健診は「学校保健安全法」という法律によって規定されている。実施するのも受けるのも義務なのである。
校医さんが喜んでしていると思っているのか。学校は実は週休二日の実施などで忙しい。文科省のカリキュラムをこなすのに日が足りない。卒業文集を作る時間がなくて、作らない学校が増えているのもそのせいだ。健診の日も、多くは学校が指定してきて、校医さんは自らの予定を返上して任務にあたっているのである。
シャツを着たままの聴診がどんだけ大変か素人はわからんだろう。とてもやりにくい。手首をひん曲げての聴診などやりたくない。かえって胸に手が触れたりして、気まずくなる。未熟な少女の胸など見たくないのである(仕事中の胸はときめく対象では絶対ない)。決められた時間内に終わることこそが大切なのだ。
なぜ裸であることが必要なのか。実は虐待を見つけるためでもある。異常な皮下出血は虐待の証。着衣ではわからない。そんな保護者こそ検診はされたくないだろう。
また整形外科分野では、脊椎側弯症は裸の背中を見ないとわからない。堺だけでも年間に10名近くの手術など治療が必要な側弯症が見つかるのである。無症状の側弯症を医療側が見つける以外に彼女たちを(女性が多い)救う手立てはないのである。
娘が嫌がっているから健診は着衣でだと?
子供の気持ちに寄り添うのが親らしい仕事なのか。馬鹿め。
健診の重要性を説明して、娘を納得させることこそ親の役目だろう。己の責務を放棄するな。
いやがることはさせない?
いやでも大切なことはせなあかんのや。これで見逃しがあれば、責任取るのは医者である。なんでこんなアホのために医者が責任取らなあかんねん。
そこまでいやなら法律の定めを自ら破って、己で責任をとれ。人のせいにするな。
よりよい健診のために、堺市では校医会が診察後夜遅くまで会議をしている。そこに参加した者として、言わせていただく。
「子供が一生泣いて暮らすことになるかもしれんのやで」
子供のくだらぬ感情に引きずられる、程度の低い保護者に寄り添う必要があるのか。マスコミは馬鹿に寄り添うのをやめろ。健診の重要性こそ報道しろ。
私は上半身裸にならないのなら、側弯症の健診を私は辞退する。わが身が大事だから。
堺市は上半身裸を貫くはずである。そこまで落ちぶれてはいないだろう。
医者をなめるな、素人が。
ただし、ごく一部だが変態医者は存在するので、健診の場に医師はスマホを持ち込まないとか、必ず医者の横に養護教諭を配置するとか、生徒児童お互いの姿が見えないようにするなどの配慮は当然である。
とにかく、馬鹿が増長する世の中にするな。