通院中の患者さんの家族があいついで癌を患いました。
聞けば、堺市の検診を受けていなかったそうです。
検診があることを知らない人はそうはいないでしょうし、そうなると検診を受けないのは自らの意思ということになります。
検診を受けないでいて、癌になって嘆いても「自業自得」言えば冷たいでしょうか。
淡々と運命を受け入れる心持ちで過ごしているのであれば、それもよいと思います。
後悔するのであれば、まことに残念としか言いようがありません。
癌が見つかるのがこわいから?単に面倒がって怠けている?自分は癌にならないと信じてる?
どれも幸せにならないですね。
堺市は平均寿命が短い大阪府にあって、その中でも下位に甘んじています。平均寿命と検診の受診率は並行することがわかっています。検診は無意味でないのです。
ほとんどが無料ですよ。
胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がん、前立腺がん、結核、などなど。
検診を受けることで早期にがんが見つかれば、結局は医療費の削減にもつながるのです。
ぜひ受けましょう。
さらにしっかりと受けたければ、保険を使っての検査も受けられます。
私は、胃カメラと大腸カメラは定期的に受けています。肺のCTも機会があれば撮ってます。
ところがこの堺市の検診、無料なのは来年の3月末までです。
ご存じですか。
これも週末の市長選挙の静かな争点であると、私は考えています。
皆さん、行動をしてこその人生ですよ!