7年に1度の仏国大統領選挙が始まった。4候補が接戦を演じ、国民戦線(FN)のマリーヌルペン候補が決選投票に進んだ。決選投票ではまず敗れるでしょうから、39歳のマクロンさんが大統領になる。私の二つの驚きは、まずジスカールデスタンを産んだ中道右派やミッテランを育てた社会党が惨敗したことだ。世の中変わるものだ。私が留学していたころは、ルペンの父のジャンマリーがよくTVにでていた。極者あつかいだったと思う。反ユダヤを叫ぶなんて、考えられないことだからね。マリーヌは極右と言われているが、「どこが?」と私は思う。どこがそうなのかマスコミは教えてほしい。レッテル貼りたいだけじゃないの?憲法9条を改正しよううというだけで、「右」と言われるようなものだ。ドイツの一人勝ちのEUから離脱しようって、まともな考えだと思うのだけど。移民の制限は難しいでしょうね。仏がどれだけ、アフリカでひどい植民地支配したことか。今もそのツケを払うことになっているのである。植民地支配とはアフリカや中南米における欧州人の行いを言う。学校を作ってやり、そのためにハングルを発掘し、本土で教科書まで作ってやった日本の行いは植民地支配とは言わない。大山鳴動鼠一匹。結局は、高等行政学院出身の超スーパーエリートの支配が続くことになる仏の国情がよくなることはないと思う。若者の失業率はさらに上昇するだろう。ますます反EU,反独が強くなり、EUは崩壊へ向かうと思う。EUを離脱する英国がどうからんでくるのかな。欧州も面白くなってきた。翻って日本。失業がほぼゼロになり、夢も希望も野心ももたないスマホの奴隷の生産に成功した国は、素晴らしいとしか言いようがない(ケッ)。支配されていることに気づいて怒れよ。