何度か書いていますが、堺市医師会整形外科医会の面々は、ライバルであると同時に仲間です。お互いが切磋琢磨して医療技術や知識を向上させ、また同時に悩みや治療の相談をする。
年に何回も勉強会を開いたり、会食したり。
今までは、開業医だけで集まることばかりだったのですが、患者さんを紹介する堺の基幹病院の先生も巻き込もうということで、数年前から交流が密になってきました。
講演会の講師と招くだけでなく、今では病院主催の講演会も開かれ、また治療に難渋する症例や珍しい経験を共有するための勉強会も開催しています。
それだけでは先生方のお人柄を深く知ることができないということで、彼らを招いての新年会(毎年参加者は50名を超えます)やゴルフコンペも開催します。
昨日はそのゴルフコンペでした。ゴルフのいいところはプレイ後の懇親会も含めてほぼ9時間近く一緒に過ごすことです。お酒も入らないので、プレイしながら、やはり診療に関する話が多いのだけれど、人柄を深く知ることができ、患者さんの紹介に非常に役に立ちます。
昨日はわざわざ、市立総合医療センターの先生が、この会のために32年ぶりにクラブを握り参加してくれました。噂を聞きつけて、堺だけでなく、岸和田や、高石、河内長野の先生も参加。近大整形外科教授は前の教授の代から、毎回参加いただきます。
暑すぎたので総勢21名になりましたが、和気藹々、非常に役立つ情報や知識も得ることができ、充実した1日を過ごせました。
ただ、若い開業後日の浅い先生方の参加がなくなってきてます。
これはどこの会も同じようです。日曜日がつぶれますからね。若い世代は家族第一の方が多いようです。また最近の、マスコミも言うところですが、「一緒に飯を食ったから、付き合いが深くならんでしょう」ということかも。
でもなあ、患者さんを紹介するのに、技量だけでなく、紹介先の医師がどんな人であるかはとても大事だと思うのですけどねぇ。
医者選びをスマホで検索するだけでいいのでしょうか。
人との繋がりが財産であると私は信じています。