先日、週末を利用して南紀熊野を訪れました。

以前は道路事情も悪く、時間がかかりましたが、高速道路も潮岬近くまで延伸し、渋滞もなく快適でした。

本州最南端の潮岬ははずせません。そのあと、トルコ記念館を訪問。これは明治はじめ潮岬近くで遭難した、トルコ使節団を乗せた戦艦を当時の串本の村人が懸命の救助を行ったことが記念されています。日本人はほとんど知らないけれど、トルコでは知らない人はいないくらいですごい親日国です。そのためイラン革命が起こってイランに留め置かれた日本人を、トルコの民間航空機が救出することにつながります。恩返しですね。門田隆将さんの「日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」」に詳しいです。我が国は海外の邦人に冷たく、日航も組合の反対で拒否したことを忘れてはなりません。自衛隊は憲法のせいで救出に出られません。糞みたいな国ですね。

橋杭岩を見た後、那智の滝へ。ここには那智熊野大社が鎮座します。地図だと距離はないのですが、とんでもない標高差。膝が笑いそうになりました昼はシラス丼、めはり寿司など。

その後熊野速玉大社へ。那智大社も、ここも世界遺産です。この近くに巨石を祀った神倉神社があり、ここもとんでもない階段を登りました。息も絶え絶え。下りは転げ落ちそうで怖かったです。

宿泊は川にお湯が沸いている川湯温泉宿泊。歩きまくって疲れているのに、旅館でスコップを借りて、川原の穴掘り。温泉に入らずとも汗まみれになりました。70度の源泉らしいので、けっこう熱かったです。

驚きはこんな山深いところにも外国人観光客が多かったこと。旅館の従業員も多種多様な国の方が勤務していました。人不足と、外国人対策なのでしょう。

翌日は旅館のバスで送ってもらって、熊野古道を少し体験また1時間以上歩きました。道標に高野山まで78kmとあり、びっくり。那智本宮大社参拝。

どこも荘厳で、心洗われるおもいでした。

それにしてもよく歩いた。

のんびり時間を過ごすことのできない私らしい、慌ただしい二日間でした。