お盆休みもおわり。世間も私たちも通常の毎日が戻りました。暑さのために少々疲れてますけど、うきうきととある研究会に出席しました。「伸緑医会研究会」何度か書きました、私が中学時代に通っていた塾の卒業生で医師になった者の集まりです。「伸」は入江伸先生、「緑」は奥様の名前からいただきました。今日は私が講演の座長を務めました。理事をしている他の学会の研修会も重なるのですが、この会だけは譲れません。私が今あるのも、この塾のおかげだからです。私の人生の根幹です。本日の演者は亀田総合病院・腎臓高血圧科部長の小原まみ子先生。 http://www.kameda.com/ja/general/medi_services/staffs/details_19_101.html私の2年後輩(塾の)になります。東南アジアのセレブが治療に訪れるという、かの病院。多忙らしく、昨日も3時間しか寝ていないとのことでした。それをおくびにも出さず、最近話題の(私たち整形外科医も避けて通れない)慢性腎臓病のお話を聴きました。賢い人の話は、ほんとに1冊の教科書を読破したような気分になります。すっきり。写真以上に、はるかにチャーミングな女性医師であります。講演会のあとは、懇親会です。みな40年くらい時空をさかのぼり、中学時代に戻ります。「○○先輩」「○○君、さん」今回は私が大学1年の時に教生で教えに行っていた時代の、5年後輩にほぼ40年ぶりに会いました。おかっぱだったこと、セーラー服の襟の色まで蘇ります。私はこの塾なくして、今はありません。1年365日休みなし。40日間の夏合宿で1度も風呂に入らない!!とか、1日のほとんどを便所掃除と合宿の円滑な運営の話し合いに費やすなどという、これが今の人生にどれだけ役に立っているかなど、今は誰にも理解してもらえないであろう体験を共有する仲間です。「人間7分、学力3分」「謙虚・貪欲・明朗」「伸学社」に学んだ。これだけですべてが分かり合える仲間と集い、何よりのエネルギーをもらってきたのでした。私も子供たちの持つ無限の可能性を、信じ引き出してやらねばなりません。