午後6時を過ぎての診察は、往々にして憂鬱な時間となる。
部活を終えて!、受診する中学生が多いのである。
痛いのやったら、クラブせんと受診しろや。部活休めよ。
問診票で、暗い気持ちになる。
〇〇中学の××部。やっぱり、うんざりする。
聞けば休みなくクラブ活動があるらしい。
生徒に非はない。教師と親。これにつきる。
その指導している教師、はっきり言って阿呆である。クズである。最低である。
教師を名乗るのは止めろ。
文科省が、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を全国に通知している。
学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン(令和4年12月):スポーツ庁 (mext.go.jp)
ここには
「学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも1日、土曜 日及び日曜日(以下「週末」という。)は少なくとも1日以上を休養日とする。週 末に大会参加等で活動した場合は、休養日を他の日に振り替える。)」の文言が記されている。
教師にこれを無視する権利があるのか。なぜだ。教育委員会は何をしている。実態を把握しているのか。
明日を担う、子供たちが、己の欲望を満たすために子供を利用することしか考えない教師によって、犠牲になっているのである。
私は、教師の虐待事案だと思う。こういうクラブ指導をしている教師は、児童虐待で逮捕すべきである。
保護者も保護者である。子供を守る最後の砦は保護者である。その役目を果たしていない保護者のなんと多いことか。子供を連れてきたことで満足している。診察中も己はスマホに夢中である。幼稚としか言いようがない。
それが、知識もなく深い思考もできない子供と一緒になって、異常なまでに前のめりなのである。
何を求めている?我が子がこんな指導を受けて、スポーツで身を立てられると信じているのか。愚かである。スポーツは学問以上に素質がものをいう。
サカリのついた猿のごとしである。
晩酌がまずくなることこの上ない。
救いのない親子に対すると、夜診をやめようかなと思うのである。