日銀が公定歩合を上げた。
素人ながら、大失敗の決定と考える。例によって政府の提灯記事しか書かないマスコミは、「行き過ぎた円安を是正する」と言ってるが、円安のどこがあかんねん。
日銀は「の日本はインフレでそれを事前に制御する」言ってるが、今日本はインフレですか。
インフレというのは
景気が良くなる
→ 給与が上がるので皆が物を買って消費する
→ 製造が追いつかなくなり、品薄になる
→ そのため従業員の給与が上がり、製品の値段もあがる
→ 上がった給与で品物を購入する この繰り返しで
物価はあがり、インフレとともに経済は成長する。
どうですか、違うでしょ。
今物価が上がっているのは、コロナ禍の反動で半導体が足りないとか、ロシアがウクライナに侵攻したために石油などのエネルギーバランスが崩れて、原材料費が急上昇しただけのことではないか。
インフレで好景気ならば、国の消費税収は増えるはずである。増えてない。法人税が増えているのである。円安で企業の業績はいいのである。でも給与が増えないし、社会保障費の天引きが多いから個人消費が伸びないのである。
ここで輸出が大事な日本の企業を困らせるような公定歩合の引き上げによる円高誘導は日本の誰をも幸せにしない。
マスコミに騙されるな、あいつらは官僚の手下と同じである。
現に、公定歩合を上げたとたん、ホンダやソニーの株価は急落した。上がったのは金利で稼ぐ銀行株である。
さらにアメリカの景気悪化がささやかれ、次期大統領にトランプさんがなればさらに円高に突き進む。
またバブル景気の後の、暗黒の30年を繰り返すのか。
あの時も、バブルは超円安で1ドル200円以上であった。それを大蔵省がいきなり金融引き締めで公定歩合を上げたために借金が返済できなくなって、不良債権が急増し、日本経済は破壊的な停滞を招いたのである。
それが今なお、世界に取り残された貧乏な日本として我々は生かされているのである。
騙されてはいけない。この度の円高を誘導しようとしている岸田内閣は倒閣あるのみ。
パリ五輪に感動してる場合じゃない。