ブログ更新はさぼって、週末の空いた時間を読書に費やしました。出張で大阪にいなかったので、ネット環境が悪かったせいでもあります。本年19冊目の読書を終えました。 青山繁晴の「逆転」ガイド その1ハワイ真珠湾の巻 ワニブックス 1500円皆さん、アメリカ人は今でも、1941年12月8日の日本軍による真珠湾攻撃を、「卑怯者の仕業」であり、日本人を恨んでいると思っていませんか。私はこの本を読むまで、そう思っていました。それ以外の論評を見聞したことがありません。 ところが、この本では、一番被害にあったハワイホノルルで、米国による米国の博物館で、どこの国のもの?といいたくなるような展示がなされているのです。椅子から転げ落ちそうになったとは、いささか大げさですけれども、顔が熱くなり、火照ってきました。そこでは日本は、決して侵略を企てて、アジアへ進出したのでなく、米国による経済封鎖により、資源が枯渇したために、自衛の為戦争行為にいたったと記述展示してあるのです。米国の側からの展示ですよ。驚きです。日本の教科書ですらそんなことは書いてない。書こうものなら袋叩きでしょう!その他、日本軍に関するまことに公正な展示が続くのです。私は、ハワイなんて、能天気に遊ぶだけで、しかもアリゾナ記念館なんて、いやでも反日展示であろう物が鎮座しているところなんか行くものか、と思っていましたが、何としても子供を連れていかねばと強く思いました。皆さん、ぜひハワイへお越しの節は、「アメリカ陸軍博物館」「真珠湾ビジターセンター」「戦艦ミズーリ記念館」「太平洋航空博物館」を訪問してください。行けない方はこの本を読んで、子供たちに日本に対する誇りを持たせてやってください。それにしても、なぜ日本には、先の大戦を客観的に評価する(良くも悪くもです。きちんと検証しないと、また誤り(勝てない戦争に突入した)をおかすことになります)記念館を作るべきと考えました。少なくとも、大戦の評価をきちんとすべきでしょう。最後に恐ろしいことをひとつ。中国が金にあかせて、この展示を中国の言い分に沿うように工作をしています。そうなると、「南京大虐殺」のように大嘘が真実になってしまいます。宣伝戦は熾烈を極めてきております。